2015年8月15日土曜日

鬼月おぼえがき


さて、きょう旧暦の七月一日より始まった「鬼月(グエユィ)」。

地蔵王大王(日本でいう閻魔大王)がこの世と地獄を隔てる「鬼門」をひらき、あの世より「好兄弟(ハオションディ)」と呼ばれる亡者たちが、こちらに戻ってきた


鬼月は次の新月までの一ヶ月続き、そのあいだ、台湾ではいろんな「禁忌」がある。
大きなものでいえば結婚や引っ越し、不動産取引だが、他にも細かく「避けたほうが良いこと」が色々とある。

たとえば、

1.赤い服赤い色はあの世と通じ合う色なので、なるべく避ける。でないと、好兄弟にまとわりつかれやすく、疲れやすい。また大事なときに力がでない。女性の赤い下着はとくに避ける

2.夜に服を干さない(好兄弟が自分の上着だと思って居付く)


3.ひとりで海に行かない(日本ではお盆に海に入るなと言われるが、同じ理由)


4.夜10時の公園や山の上には行かない
(好兄弟が集まっているから)


5.路上に落ちてるお金を拾わない
(好兄弟のものかも知れないから)


6.後ろをむいて歩かない


7.肩から上の写真はなるべく撮らない。
(人間の身体のうえには三つの火が灯っているとされているが、写真を撮られるとそのひとつが消え、好兄弟に身体を乗っ取られてしまうという)

8.夜遅くに家人の名前を大声で呼ばない


9.壁に寄りかかりながら歩かない(好兄弟は壁と服をくっつけて休むことをこのみ、仲間と思われるから)


10.一人でいるところで、肩を叩かれたりフルネームを呼ばれてもぜったいに振り向かない


11.出来るだけ最終バスに乗らない

12.好兄弟が好む口笛を吹かない

13.ごはんに箸を建てると、好兄弟がじぶんに分けてくれたと思い寄ってくる
(箸を立てるのは香炉に線香を立てることに通じ、死者へ食事を奉るときの作法である)

14.風鈴を家の中の色々なところ(特に枕元)にかけない。
(風鈴は、好兄弟の好きな「陰」の気を誘う)

15.老人や子供など比較的からだの弱いものは、夜の外出を避ける




などなど。



さて、寝苦しい夜が、いくらか涼しくなりましたでしょうか・・・?

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