2015年8月7日金曜日

台北のY字路⑪(浦城街・1)

きょうのY字路。

師範大学の裏手・浦城街。
台北では比較的早い時期からベルギービールを置くカフェや多国籍系の料理屋ができたエリア。


水源地からほど近い公館から中正記念堂までの羅斯福路沿いには、かつて台北市内に水を運ぶ多くの水路が走り、この一帯(浦城街・同安街・クーリンチェ)に残る迷路の様に複雑な地形もその影響を受けている。
浦城街も少なくとも1930年までは一部が疎水だったようで、その名残がこのY字路である(ちなみに疎水だったのは右側の道)。
ところで、冒頭の写真では路駐の車(本当に台北どこも路駐だらけ)に隠れて見えないのだけれど、Y字の切れ込み部分に、植え込みに隠れた石碑のような石を見つけた。
円すい形でずんぐりとして、どちらかと言えば日本の庭石のような雰囲気だが、字などは特に書かれていない。

じつは台北でY字路探しを始めた時から、期待しているものがあった。
それは「石敢當(いしがんどう・いしがんとう・せっかんとう)」と呼ばれ、T字路や三叉路の突き当りに置かれる魔除けである
というのも、街のなかを徘徊している魔物は直進する性質をもつ。
二叉路・三叉路で曲がる事が出来ない魔物は、直進して突き当りの家に入っり悪さをするが、「石敢當」を置けば打つかって砕け散ってしまうという。
日本では鹿児島や沖縄に多く見られるらしいが、元々は中国・福建から伝わったという。福建からの移民が多い台湾なら、かならず「石敢當」もあるに違いない。
そう期待してきたのだけれど、このY字路に来るまでそれらしきものはなかった。
しかし通常は、石に「石敢當」と書いてあるのが標準らしいので、この石が果たしてそうなのかはわからない。
「石敢當」の名の由来は、古い中国の五代の時代・晋の国にあった勇士の名前とも、力士の名前とも言われているが、明確な根拠はないようだ。



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