2015年10月16日金曜日

【台湾映画】太陽的孩子~ 台東の田舎で起こっていた、もうひとつの「ひまわり革命」




花蓮・アミ族のとある部落で進められるリゾート開発問題をめぐる実際にあった話を元に映画化した、人々と土地への想いの物語。

冒頭、マスメディアで働いている母親が「ひまわり革命」の取材をしてきたという場面で、この物語の時期がちょうど去年のあの運動が盛り上がっていた時期であることが示される。

ひまわり革命で台湾人の警察官が運動と国家の間で揺れたように、アミ族出身の警察官の青年も公権力と自分のルーツとの狭間でゆれ、またインターネットの情報が既存のメディアを軽々と大きく超えていったことなど、昨年の「ひまわり革命」を彷彿とさせる描写が散りばめられており、「ひまわり革命」で若者たちが何のために戦っていたのかを改めて考えるきっかけを与えてくれる。

加えて「伝えていく」ことの難しさ、現実的な経済問題、そして特に原発事故の問題を抱えている日本人として、先祖代々大切にしてきた土地や文化が奪われることについて深く考えさせられる映画でもある。


アミ族のアーティスト、スミンによる楽曲もほんとうに素晴らしい。機会があればぜひ劇場で観ていただきたい映画だ。



          

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