2015年12月26日土曜日

安田謙一「神戸、書いてどうなるのか」~除夜の鐘の聞こえない街で。




微風廣場の紀伊國屋書店で注文していた本を受け取ってバス待ちのあいだ2篇目の丸玉食堂まで読んだところでそれ以上読み進めるのが勿体なくて慌ててカバンに仕舞った。
ロック漫筆家・安田謙一さんのご著書5冊目にして初の書き下ろしエッセイ「神戸、書いてどうなるのか」。
神戸について煩悩の数と同じ108篇が収められており、目次を眺めていたら、十数年前に安田夫妻によく神戸のあちこちへ連れて行って貰った頃の記憶がブワッと蘇って来た。
年があけたらワタシもついに「不惑」を迎える。思えばちょうどあの頃そのぐらいの歳だった安田さんは、もっと成熟してもっと色々知ってたり考えている大人だった。
未だ迷い続けてる人(=ワタシ)と、産まれた時から迷ってない人(=安田さん本人談)
の差なんだろうか?

年末感の微塵もない除夜の鐘の聞こえないこの街で、空けてしまったらもう二度と手に入らない貴重なお酒を呑むみたいに、ちびちびとこの108篇を繰りながら行く年を送りたい、そんな本。




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