2016年9月26日月曜日

【テレビ番組制作者の皆様へ~台湾の扱いについて思うこと】


卓球の福原愛ちゃんが台湾の江選手と結婚を発表した関係で、日本のテレビで盛んに台湾人との結婚生活が取り上げられるようになりました。なかには
「そんな人もいるかもしれないけど、それ相当極端な例だろう」
「それかなり昔の情報だろう」
と思われるような内容が、さも今の台湾で当たり前のように語る番組が多いのを苦々しく思っていたところ、ちょうど、それまた愛ちゃん関連で、朝のワイドショーのための日本人妻座談会に呼んでいただきました。
そこで、出演をお受けするにあたってディレクターさんに以下のことをお約束いただきました。

・極端な話の部分だけ、あとから面白おかしく編集しないこと

・台湾の方が番組をみて、不快になるような番組作りは避けて欲しいこと

それが功を奏してかはわかりませんが、出来上がった番組は、座談会部分はかなり削られ当たり障りのない印象になってはいたけれど、
「台湾人男性はやさしく家族を大切にする」
という内容が中心の、お祝いムードあふれる和やかなものでした。
見出しも、ネットの番組情報では「日本人妻が語る結婚生活、姑との関係は?」とかでしたが、番組内では「現地妻も太鼓判!台湾人夫は優しい」というものに変わっていました(笑)
引用された映像も、高雄市が台湾文化の紹介のために作ったビデオで、台湾の人にとっても割と一般的といえる内容だったと言え、面白おかしく作らずとも、正確なことを伝えるだけでも興味深い番組内容になった好例と思いますし、気持ちを酌んで頂けたことも有り難くかんじました。


以前ブログにも書きましたが、
http://taipeimonogatari.blogspot.tw/2016/…/blog-post_21.html
かつては「台湾に住んでる」と聞いたときの日本人の反応は割りと冷ややかでした。
冷ややかというより、異常な無関心。
「台湾って、タイのあたりでしょ?」とかそんな感じ。
わたしより先に台湾嫁になった先輩方は、
「川で洗濯するんでしょ」「テレビあるの?」「ゾウがいるんでしょ」なんてことを言われたりしたほどです。
それが目に見えて変わったのは、東北で震災の起きた311の義捐金がきっかけ。そこから今や、台湾ブームともいえる状況がやってきています。
しかし、台湾への理解がすすむのはモチロン嬉しいことですが、かつての台湾への仕打ちを思えば、今度はそれを単に面白おかしく消費しようとするテレビ番組について、非常に腹立たしく感じます。

また、遠いどこかの国ではなく、台湾はお隣です。
日本のテレビ番組を見る方法はいくらでもあるし、日本に住んでいる人、日本が好きで日本語を理解できる人も沢山います。
そして実際に、これまで台湾を取り上げた番組をみて(大半は笑いものにするような内容)悲しく不快な思いをしている台湾の方が少なからず居ることを、番組制作に関わる方々には知っていただきたいと思います。
わたしもメディアの末端に関わる人間として自戒半分で書いているところもありますが、もし番組の制作に関わる方がおいででしたら、くれぐれもご理解をお願いしたいと思います。
(もしお知り合いにテレビ番組制作の関係の方がおられましたら、シェアしていただけると有り難いです)

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